膀胱炎
今さらだが、年末に急性膀胱炎らしき症状のごく軽いものが出た。
冷えたのがいけなかったのだろう、ごく軽い排尿時痛とわずかな出血。
何年か前に、仕事上の祝賀会だったかに出なければならない日の前夜、急性膀胱炎になり、排尿時の強い痛み、何より初めて見た血尿に腰を抜かしそうになったことを思い出す。これが、三浦光世さんが本に書いていた、排尿時の不快この上ない痛みかと思いつつ、一時的なものだし、自分のほうがはるかにマシな上に、出血量は微々たるもののはずなのに、鮮血に気分的にやられてしまった。
やられた気分のまま、ひたすら水を飲んで、トイレに行き、痛みに耐えて膀胱を洗い流すことを繰り返して、朝には痛みも和らいでいた。
急場をしのいだ以上、医者にかかっても仕方がない気はしたが、初めての膀胱炎だったこともあり、行ってしまった。案の定、抗生物質を出され、飲むことになったが、腎臓まで菌が上がっていれば入院させられるところだった。腰部に不意に医者の鉄拳をくらって、うめき声をあげたものの、
「響きますか?」の問いに、
「違う意味で響いている気が・・・」などと答えているうちに、
腎臓が2つあるばかりに2発目の鉄拳をくらって放免となった。腎炎を起こしていたら、失神するんじゃ?と思うような鉄拳だった・・・
前置きが長くなったが、あの時、完治してはいなかったのかもしれないし、あるいは今回は別の菌にやられたのかもしれない。抗生物質を繰り返し飲んでいくと、よろしくない結果が待っていないことが想定されるので、数年前の反省が一時的なものでしかなかったことを含めて、再び反省モードに入る。
まず、身体を冷やしたことはよくない。
そこで、毎日やっている臍下のお灸の位置(経穴)を、気海から、中極に変更して、熱を感じるくらいまで強めに据えた。きゅーっと刺激が入って響く感じがする。ついでに、貼るお灸(せんねん灸の「世界」)も貼る。世界は、お安くないのが難点。
食べ物は・・・何のために中医学や薬膳を勉強したのかと思いつつ、対策を考えてみる。
身体を冷やすとされる小麦はとりあえず断ち、コーヒーも数日間は諦めた。間質性膀胱炎ではないと推測されるので、柑橘類を避けても仕方がない気はしたが、これもひとまずやめてみた。
しかし、果物はやはり必須ではあるまいかと思いつつ過ごしていたある日、朝の調子がかなりよかった日があった。日が経てば経つだけよくなってくれないと困るわけではあるが、前の日に何を食べていたのかを思い出すと、なべ物に、ゆず醤油かけぽんをかなり使ったことを思い出した。実は、私、いわゆる「ゆずぽん」は、これしか食べられなかったりする。(汗)
それはともかく、ゆず?と思い、手元にある食物性味表を見ると、ゆずの皮にはフラボノイドが多く含まれていて、抗動脈硬化の作用などがあると書かれている。
毛呂山町のホームページには、膀胱炎のキーワードも。
それ以前に、ゆずが膀胱炎に効くということは、医心方に書かれているらしいので、これはもう完全に不勉強でしょう。。(2人に1人が冬至に入るゆず湯 その効果は)
医心方、まじめに読まないと・・・
膀胱炎を起こさないための生活の反省から、不勉強の反省になってしまった。
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